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文献日本語学の方法(杉山俊一郎) のバックアップ(No.28)
■日本語学の方法 概要
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| 授業形態 | 対面授業 |
| 日程/教室 | 月曜日 二限目/3409教室(三号館四階九番教室)→3406教室(三号館四階六番教室) |
3409教室から3406教室に変更
| ▼ | 事例1 |
事例1
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| ▼ | 事例2 |
事例2
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授業では事例3は省略された。
「音」には、実際の発音(音声)と、特定の言語話者の頭の中にある観念的な音(音韻)とがある。
前者を研究する学問分野を「音声学」といい、後者を研究する学問分野を「音韻論」という。
「音」は種々の要素から作られる。
| 調音点 | |||||
| 調音法 | 両唇 | 歯茎 | 軟口蓋 歯茎 | 軟口蓋 | 声門 |
| 破裂音 | p b | t d | k g | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 破擦音 | ʧ | ||||
| 摩擦音 | φ | s z | ʃ ʒ | h | |
| 鼻音 | m | n | ŋ | ||
| 弾き音 | r | ||||
| 半母音 | w | j | (w) | ||
| 母音 | i c a | u o | |||
※下に行くほど声道は広くなる。
※母音は右に行くほど舌の位置が前になる。
第三講から3406教室で開講する。
| ▼ | 比較言語学・対照言語学と文献日本語学 |
比較言語学・対照言語学と文献日本語学
両方とも、いつ起こったかという問いには答えられない。
発音について文献日本語学では文献から推測する。 |
| ▼ | 話し言葉・書き言葉 |
話し言葉・書き言葉 話し言葉は変化しやすく、書き言葉はしにくい。
言文二途によって話し言葉と書き言葉の差が大きくなると、話し言葉の抽出は難しくなる。 室町時代以降、話し言葉的な要素を含む資料が徐々に増えてくる。 | |||||||||
地域や職業の差 →位相
室町時代には、俗語が普通の言葉とされるようになった。
| ▼ | 話し言葉の抽出 |
話し言葉の抽出
書き言葉の中から話し言葉的要素をピックアップし、繋ぎ合わせていくだけでは言語史の記述として十全なものにはならない。 日本語史研究は、「書き言葉」を含むことばの位相への目配りが欠かせない段階(複眼的・多層的な日本語史)に来ている。 |
| ▼ | 言語量と表現内容 |
言語量と表現内容 個人言語(個人的な言回しや文体)の可能性を減らすために、 量と質はどのように計測するのか?⇨TBGやCHJという規準がある。
語数が多く、望ましいものを示準文献という。 こうして集計した結果を考察すると、地域や社会(男女など)の差があると判る。
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| ▼ | 仮想言語(役割語) |
仮想言語(役割語) こうした仮想言語はヴァーチャル言語とも言われ、 文献日本語学では敬語に着目して仮想言語(役割語)を発見する。
五つに分類する方法は、文部科学省が推奨しているものの、 「平安時代=はべり,鎌倉時代=そうろう」と敬語の移り変わりがあった。 | ||||||||||||||||||
日本語史研究の着眼点
- 一般的な流れに修正を迫るデータか
- 一般的な流れとは少し違う傾向を示すデータか(周辺的・例外的)
ある語を調べる場合、辞書やインターネットで概要を把握した後、実例を調べる。
| ▼ | 言語の年代性 |
言語の年代性 原典は実存せず、写本には原典の誤写や書き換えがあるため、
池田亀鑑は源氏物語の本文整定を行った。 異同を取り除き、校本を作る。(まだ確定ではない。) |
| ▼ | 訓点資料と日本語史研究 |
訓点資料と日本語史研究
中国語文の構造を維持しながら日本語文に変換するために付けた文字・符号の総称を訓点という。 訓点資料、およびそれと関係の深い漢字片仮名交り文は、加点・書写された当時のものが数多く現存しており、
和文と漢文訓読文の間で、単語だけでなく、構文レベルでも異なる表現形式がある。
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| ▼ | 漢字と古辞書 |
漢字と古辞書 蓋し聞く、上古の世、未だ文字有らざるとき、.... 『古語拾遺』の記述
『日本書紀』(巻一〇・応神天皇)に 上の記述に従えば、「王仁」の来日以前に既に文書を目にしていたと言えるから、漢字の輸入と言った方が適当か。 一世紀頃には漢字が記された物が出土するが、文字として使われたか疑わしい。 四世紀末から五世紀初頭頃に本格的な漢文作成が開始されたことはどのような背景によるものであろうか。 『日本書紀』(巻二五・孝徳天皇)には高い漢文能力を持つ非渡来人の出現が示唆されている。 漢字に訓読の注記が当てられるようになる。 漢文を訓読する営為を通じて、漢字と日本語(訓読み)の関係を纏めた辞書が生まれた。
図書尞本:零本だが改編本と比べることで、和訓の出自など、さまざまな情報を得ることができる。 | |||||||||||
| ▼ | 古辞書・訓点資料の活用 |
古辞書・訓点資料の活用
⇨藤原定家は、平声の時はオ、上声の時はヲという使い分けをしていた。
訓点資料を活用することでこうしたことが分かる。 |
| ▼ | 国語辞典の活用 |
国語辞典の活用
辞書は複数を引くと、考える材料が増える。
契沖は仮名遣いの混乱を受けて、正しい仮名遣いをまとめた本を書いた。 |
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