■日本語学の方法
主に上代から南北朝時代に成立した文献資料に見られる日本語の諸現象について、具体的な読解・解読作業を交えながら考察していく。
特に教科書は使わない。毎回資料を配布する。 レポートが40%、授業内テスト(部分的な解読などについて)が20%、授業参画度(リアクションペーパーの提出)が40%。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3,4,5及びカリキュラムポリシーCP2,3,4,5に対応している。
鈴木功眞?の弟子。 話がちょっと面白い。
事例1 「わたいたれば」の非音便形は、「わたしたれば」か「わたりたれば」か →音便に着目。「わたしたれば」である。
事例2 「あるべうもなし」の意味は何か →古い辞書では「言ふまでもなし」「勿論なり」とあるが、以下2つは解釈が異なる
『日本国語大辞典第二版』 あるべうも無(な)し(「べう」は「べく」の変化した語)あるべきことではない。とんでもない。もってのほかである。 *平家物語〔13C前〕八・猫間「官加階したるものの、直垂(ひたたれ)で出仕せん事あるべうもなかりけりとて」
『角川古語大辞典』 あるべうもなし「べう」は助動詞「べし」の連用形の音便。もってのほかだ。けしからぬ。制止する場合に用いる語。 例「有るべうもなし。あれ制せよ、者ども」〔保元物語・中〕 例「入道相国簾中より見出して、有べうもなしとの給へば」〔平家物語・二・西光被斬〕
授業では事例3は省略された。
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