<a href="https://nichidaibunrigojokai.swiki.jp/index.php?cmd=related&page=%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E7%A0%94%E7%A9%B6%28%E9%AB%98%E6%A6%AE%E8%98%AD%29">アダプテーション研究(高榮蘭)</a> の編集
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> アダプテーション研究(高榮蘭)
アダプテーション研究(高榮蘭)
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***第十三講目の内容 [#bbe60549]
''■[[応用研究]]'' #contents |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|520|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):''分類''|''国文学科選択''| |区分|[[国文学科]]科目| |履修形態|一般(人数過多の場合は抽選)| |履修条件|二年生以上| |単位数|2| |講師|[[高榮蘭]]| |学位等|学士(文学)| *概要 [#Gaiyou] この授業では主に⽂学研究の観点からアダプテーション(二次創作)作品の諸問題について学ぶ。 教員曰く、単位の為に必死にならなくても大丈夫とのこと。 #br 教科書なし。班活動を行う。 授業内テスト(50%)、授業参画度(30%)、小テスト(20%) #br この科目は文理学部の(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,5,6,7,8に対応している。 *講師の印象 [#Inshou] 実は、外国人でありながら[[国文学科]]の教授になった凄い人。 日本語が上手い。 *令和八年度(2026年度) [#h81d5434] #style(class=submenuheader){{ **前期 [#fe044bab] }} #style(class=submenu){{ |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|520|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):授業形態|対面授業| |日程/教室|水曜日 三限目/3302教室(三号館三階二番教室)| 毎回、出席確認としてプリントの回答部分を撮影して提出。 ***第一講目の内容 [#vb08e7cd] たとえばシェイクスピアのテクストを一部省略して上演した場合、それは、もうシェイクスピアでなくなるのか。 →そうではない。 シェイクスピアの版本は、省略・追加・改変の余地を最初から残す可塑的な性質を帯びている。 長い台本は適宜省略して上演することは最初から前提とされているはず。 #br アダプテーション研究は、原作者の「精神」の尊重を重視するという曖昧模糊としたやり方では、 あくまでもその「精神」に奉仕する二次的、間接的、格下の研究にすぎなくなる。 →アダプテーションは、必ずしも原作者の「精神」に忠実でなくてもよい。 アダプテーションが、作品に対する外的操作ではなく作品に内在する諸属性にして作品という出来事の説明にもなりうるということを論証する。 #br アダプテーションとはadaptation「新しい文脈に適合させる (ラテン語)」のこと =(1)「書き換える Tewriting」「修正する revision」 → 「翻訳 translation」(異言語間翻訳、異時代間翻訳) =(2)「変換 alteration」 (原典を新しい環境で消費できるよう手を加える)「模倣・模造 imitation」 (手を加えて原典との開きが大きくなる) =(3)「アプロプリエーション appropriation」 appropriationはadaptationと最も類似し、同じ意味で使われることも多い。 だがappropriationの方は、ドゥルーズの思想では「領属化」「再領属化」という肯定的意味合いを帯びる一方で、 「流用・盗用・横領」という否定的意味合いをもつ。 → こうしたappropriationの意味の二重性は、反復的・重複的・再利用的な事象を オリジナルとの距離によって二次的事象に格下げしてきたことの傍証である。 #br アダプテーションというと、高い評価の作品の模倣的な反復というイメージが一般的で、 その場合、先行作品の優秀性や高評性に依存する二番煎じという悪しきイメージが生じる。 #br 作者は、無から想像するのではなく、先行作品の読者として出発し、そこから独創を志向する。 無からの想像が存在しない限り、アダプテーションこそ、作者の、そして作品の振舞いであり、 文学事象の根幹をなす手法にして現象であるということになる。 >''大橋洋一氏の強調点'' 文学という出来事は全て本歌取り(先行作品と後発作品との拮抗)であるということ ゆえに作者中心の文学価値観としての後発作品の評価の低さを脱中心化すべき。 >''アダプテーションの例'' 『[[Pure Soul〜君が僕を忘れても〜>https://ja.wikipedia.org/wiki/Pure_Soul%E3%80%9C%E5%90%9B%E3%81%8C%E5%83%95%E3%82%92%E5%BF%98%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%82%82%E3%80%9C]]』(日本のドラマ)→『[[私の頭の中の消しゴム>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E3%81%AE%E9%A0%AD%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E6%B6%88%E3%81%97%E3%82%B4%E3%83%A0]]』(韓国の映画) ***第二講目の内容 [#pf16d21b] #region(分析と批評) ''分析と批評'' >''文学を構成するもの'' -作者 言葉の意味:作者自身の思想 ⇨作者の伝説・生活を研究 著作権を持つ。 -作品なのか、テクストなのか 発表した年代と当時の社会 -読者 意味を読書過程の中で生成 解釈共同体 ヤウス『挑発としての文学史』 イーザー『行為としての読書』 >''デテクストを分析する上で必要な基本的な内容'' -A:書き手に関する情報=作家情報 ①書きはどのような人生を送った人か ②手のキャリアの中で、その作品はどのような位置にあるか ③その作品を読む上で知っておくと役に立つ(あるいは不可欠な聞き手に関わる情報は何か) ④同時代の文学の中で、その時の書き手のポジション、その作品のポジションはどのようなものか。 (一部、Dと関連) -B:書かれている内容に関する情報 ①出版に関する的書誌なデータや作品本文のなど使用テクスの情報 ②内容を理解する上で必要な語句のレベルでの註釈 ③内容を理解する上で必要な事件・出来事のレベルでの注釈(→Dと関連) ④内容の簡潔なまとめと触にすべきポイント。特に注意すべき内容上の特徴や表現上、形式上の特徴 -C:その作品に関して書かれてきたこと=同時代&研究史 ①その作品が発表された当時の批評の主な内容や評価 ②その作品の批評内容や評価の変化 ③その作品に関する主要な研究と問題にされてきたポイント ④その作品に関する現在の研究のポイント -D:その作品の文化的・社会的背景=コンテクスト ①その作品はどのような性格のメディアで流通し、どのような読者に読まれていたか ②同時代の文学状況の中で、その作品は他のどのような作品や作家と関係づけられたか(文学流派やジャンルの問題) ③その作品と深く関連する社会的事項 ④同時代の社会状況の中でその作品はどのような意義を持つと考えられるか。 >''読者の復権'' ・読者の役割を重視する理論的枠組み→アダプテーションのパラダイムに変換する。 ★受容理論:作品の最終的な完成は読者の想像力と判断に委ねられている。 =「読者」は作者に匹敵する創造性を発揮するわけではないが、作者のコントロールのもと作品を補完する重要な共作者であり、 時には、作者を凌駕する想像力を発揮したり、作者から完全に丸投げされたりもする重要きわまりない存在。 従って、作品のアダプテーションと言えるものが、読者の批評・研究・解釈すべてにおいて生起するとも見なせる。 =[認知し受容する]読者こそがアダプター ⇨読者の批評・研究・解釈を全て「アダプテーション」と表現してしまうと、小説テクストの批評一般がアダプテーションとなってしまうのでは? |>|表象(英:representation)|h |心的現象|何事かを思い描くこと| |具体的な形状|何事かの代替物を具体的に提示する物質的な行為| #endregion #region(文化資本) ''文化資本'' |~一般資本|貨幣に換算可能| |~文化資本|貨幣に換算不可能(学歴・教養・趣味)| →言語のリテラシー,文学への理解,芸術趣味,自己表現 →文化的卓越化としてあらわれる。 →教育の階層化 >''ハビトゥス(habitus)'' ピエール・ブルデューが提唱。 ラテン語で態度、習慣、成功などを意味する。 社会的に獲得された一定のものの見方、感じ方、振舞い方などを 持続的に生み出していく性向、あるいは集団に特有の行動や知覚様式を生産する規範システム →人間が社会化されるメカニズムに切り込む。 #endregion #region(島崎藤村) ''島崎藤村'' 島崎藤村は詩人で小説家(生没:1872年~1943年)。 北村透谷らと『文学界』を創刊。1901年『若菜集』で詩人としての頭角を現す。 『破戒』で小説家としての転身に成功。 『春』『家』などで自然主義文学の第一人者となった。 >''『破戒』の出版'' ・1906年3月「綠陰叢書」第一編 ・教師の職を辞し、一年前から信州小諸から妻子をともなって上京 ・出版前から『中央公論』(1905年10月号)や『新声』(1906年1月号)などに『破戒』待望の声 ・『破戒』の出版は、一個の「事業」 ・自費出版を初めて実現 ・作家を職人扱いしていた慣習を打破 #endregion ***第三講目の内容 [#p3b139c0] #region(『破戒』とインターセクショナリティ) ''『破戒』とインターセクショナリティ'' >''[[島崎藤村『破戒』>https://www.aozora.gr.jp/cards/000158/files/1502_24633.html]]'' 明治後期、信州小諸城下の被差別部落に生まれた主人公・瀬川丑松は、その生い立ちと身分を隠して生きよ、と父より戒めを受けて育った。 その戒めを頑なに守り成人し、小学校教員となった丑松であったが、同じく被差別部落に生まれた解放運動家、猪子蓮太郎を慕うようになる。 丑松は、猪子にならば自らの出生を打ち明けたいと思い、口まで出掛かかることもあるが、その思いは揺れ、日々は過ぎる。 やがて学校で丑松が被差別部落出身であるとの噂が流れ、更に猪子が壮絶な死を遂げる。 その衝撃の激しさによってか、同僚などの猜疑によってか、丑松は追い詰められ、遂に父の戒めを破りその素性を打ち明けてしまう。 そして丑松はアメリカのテキサスでの事業を持ちかけられ、ひとまず東京へと旅立つ。 >''インターセクショナリティ(英:intersectionality)'' 複数のアイデンティティ(属性)が組み合わさることによって起こる差別や抑圧を理解するための枠組みである。 また、複数のアイデンティティによって生じる社会的な特権を理解するためにも使われる。 20世紀後半にフェミニズム理論として提唱された。 日本語では交差性とも呼ばれる。 #endregion ***第四講目の内容 [#c9f3f9ea] #region(『破戒』) ''『破戒』'' >''穢多の異民族起源説'' 東海道の沿岸に住む多くの穢多の種族のやうに、朝鮮人、支那人、露西亜人、 または名も知らない島々から漂着したり帰化したりした異邦人の末とは違ひ、 その血統は古の武士の落人から伝つたもの、貧苦こそすれ、罪悪の為に穢れたやうな家族ではないと言ひ聞かせた。 穢多の起源は異民族だという説が存在→後に否定 >''キリスト教的描写'' 当時はキリスト教の考えが浸透し始めた時期。 //共産主義者がキリスト教の例え話をするなど、新しい思想 猪子蓮太郎を三度否定する場面→ペテロの反覆 >''木下惠介の映画『破戒』'' 原作に存在しない場面が存在 #endregion ***第五講目の内容 [#g5221921] 映画『破戒』の年代ごとの違いについて考察 #region(映画) #youtube(https://www.youtube.com/watch?v=crbh1PgjoxE) #youtube(https://www.youtube.com/watch?v=zksSOyLLbYE) #endregion ***第六講目の内容 [#y7c8f13b] #region(『パッチギ!』) ''『パッチギ!』'' 2005年(平成17年)に公開された映画。 パッチギとは朝鮮語で頭突きのこと。 #youtube(https://www.youtube.com/watch?v=SpPcpDNmue4) >''登場人物の属性'' -日本人側 京都へ来た長崎の修学旅行生 広島・長崎の人は原爆症を理由に差別を受けていた。 -在日朝鮮人側 日本人でもなければ北朝鮮人でもなく、韓国人でもない。 被差別民 >''在日朝鮮人'' 彼らは日本人でも朝鮮人(北韓・南韓人)でもない。 -敗戦時の状況 |組織|見解|h |GHQ(連合国軍総司令部)|朝鮮政府が朝鮮国民として承認するまで、日本国籍を保持していると見做す。| |日本政府|当分の間、外国人と見做す。| -現在の状況 独自のアイデンティティーを持つ。(新たに朝鮮から渡って来た人をニューカマーと呼び、区別する。) >''作中の舞台設定'' -京都という舞台設定 地域ローカリズムとグローバリズムの対立 |地域ローカリズム|グローバリズム|h |土着民&br;前近代的伝統&br;日本の民族主義&br;在日朝鮮人の民族主義|移住民&br;多文化&br;&br;| -川 北韓と南韓の間を流れるイムジン河と京都の川を重ね合わせる。 「イムジン川」という歌を何度も流して強調 #br #youtube(https://www.youtube.com/watch?v=tOjolKgi4h4) #endregion ***第七講目の内容 [#h1c14147] &color(Red){課題研究(休講)}; //しかし、モジュールに課題研究を載せたとの通知はあれど、何も配信されなかった。 //現在は配信済 課題の内容は指定された文章の要約など 6月15日の午後1時までに提出 ***第八講目の内容 [#ga62dd60] 『パッチギ!』では様々なイムジン河(対立)がある。 -日本の民族主義・在日朝鮮人の民族主義 -大人(植民地時代のトラウマを抱える。)と若者 #br 大人との間にイムジン河を作りながら、若い世代は和解していく。 最後の場面で主人公は僧衣を、ヒロインは制服を着て現れる。 初登場では、主人公は制服、ヒロインはチマチョゴリを着ていた。→相互に逸脱? ***第九講目の内容 [#xd3f4358] 外部講師の長瀬海氏による講演 //講演終了後に講演内容のまとめとPPT(アダプテーションの発表として何を発表するか)をLMS提出 ***第十講目の内容 [#r5f9f477] 日本大学通信教育学部の教員の福尾晴香氏による講演 ***第十一講目の内容 [#c8cc2ac8] 第一回目のPPT発表 1時限で5人ぐらいが発表する。 発表後、グループで気づいたことを話し合う。 >''PPT発表'' スライドショーできる形が望ましい。 事前にLMSの「レポートの構想を共有するためのPPT提出コーナー」に提出する。 また、[[ポータルサイト>https://portal.educ.chs.nihon-u.ac.jp/]]のクラウドサービスにファイルを保存しておくと、 直ぐに共有できるので、あらかじめ保存しておくべし。 ***第十二講目の内容 [#c6c6c046] ***第十三講目の内容 [#bbe60549] ***第十四講目の内容 [#v65d9eb6] ***第十五講目の内容 [#fd996553] }} *コメント [#comment] #pcomment(,reply,20,)