<a href="https://nichidaibunrigojokai.swiki.jp/index.php?cmd=related&page=%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%97%85%E7%90%86%E5%AD%A6%28%E4%B8%AD%E6%9D%91%E8%8B%B1%E4%BB%A3%29">社会病理学(中村英代)</a> の編集
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> 社会病理学(中村英代)
社会病理学(中村英代)
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***第十二講目の内容 [#kouki12] //%%%.&color(White,White){ }; %%%
''■[[社会病理学>社会◯◯学(社会学科)]]'' //#include( ,notitle) #contents |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|520|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):''分類''|''社会学科選択(応用科目)&br;社会科教員(社会学科)選択/公民科教員(社会学科)選択''| |区分|[[社会学科]]科目| |履修形態|一般(原則、全員の履修を認める。)| |履修条件|なし(2・3年次配当)| |単位数|2| |講師|[[中村英代]]| |学位等|学士(社会学)| *概要 [#Gaiyou] 様々な社会問題(社会病理)を理解しそれらが生じる背景と対処法について理解する。 [[社会学科]]の[[社会科教員(中学校のみ)と公民科教員(高等学校のみ)>教職コース/教職課程]]の選択科目 #br 教科書は、[[中村英代]]『社会学ドリル―この理不尽な世界の片隅で』(新曜社 2017年)である。(¥1,900+税) [[ジェンダー論(中村英代)]]と共通。教科書は毎回必ず使う。第2回目の講義までに用意すること。 |>|成績割合|h |~期末読書レポート|30%| |~期末確認テスト|30%| |~講義終了後に毎回提出するコメント課題|40%| 配信された講義文を読む授業。 コメントには、毎回、講義文の冒頭(「ラジオの時間」というコーナー)でフィードバックがある。 #br 読書レポートは教員が選んだ本のなかから「1冊」選ぶ。(提出は1回、1000字程度) 期末確認テストは教科書の空欄から出題(提出は1回) #br この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応。 *講師の印象 [#Inshou] //1975 年 6 月 26 日生まれ //授業で会うことはないので印象らしいものは何もないが、 アニメや歌の話を読んでいると、さも同い歳かのように感じる。 #br [[VOICEVOX>https://voicevox.hiroshiba.jp/]]を使うと、「春日部つむぎ」に授業してもらえる。 &color(Silver){ヨウツベで春日部つむぎの声を聞くたびに授業のことを思い浮かべてしまう副作用はあるが...}; *令和八年度(2026年度) [#h81d5434] #style(class=submenuheader){{ **後期 }} #style(class=submenu){{{ |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|520|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):授業形態|遠隔授業| |日程/教室|金曜日 一限目/421教室(4号館2階1番教室)| 完全オンデマンドなので自宅でも受講可。 #br &size(10){[編集者の方へ]講義文については引用も避けてください。(運営)}; ***第一講目の内容 [#kouki1] #region(イントロダクション) ''イントロダクション'' この講義の目的は、%%%A.&color(White,White){知識};%%% と %%%B.&color(White,White){社会学的思考力};%%% の習得である。 %%%B.&color(White,White){社会学的思考力};%%% とは、一つの現象に対して、多様な見方があることを理解する能力のことである。 #br 社会には、二つの原理がある。 一つは、%%%C.&color(White,White){属性};%%% 主義である。 近代化されていない社会の中心的な原理で「生まれ」を重視する。 「武士である」「男である」など「○○である」で表現できる。 もう一つは、%%%D.&color(White,White){能力・業績};%%% 主義である。 近代社会の中心的な原理で「能力」を重視する。 「仕事ができる」「勉強ができる」など「○○ができる」で表現できる。 #br 属性に拘束されている伝統社会と比べて、近代社会は自由で平等な社会と言えるが、近代社会には近代社会特有の生き辛さがある。 %%%E.&color(White,White){できる自分に価値を与える=できない自分には「価値」を与えない};%%% のである。 「○○できない自分には価値がない」という考えは、この社会によって作られている。 #br |~マクドナルド型人生|決まったセットを選べるマクドナルドのように、人生の選択が他の人と殆ど同じ人生| |~サブウェイ型人生|パンの種類やらピクルスやらまでも選ぶサブウェイのように、選択肢が多く、選び続けざるを得ない人生| 高度経済成長期はマクドナルド型人生だったが、現代社会はサブウェイ型人生である。 どちらにも明暗があり、どちらが良い人生かは断言できない。 変化していく社会を生きているからこそ、今の社会について、 「普遍的な理論」、「データや事実」、「個々の事例」などに基づいて理解しておくことは意味がある。 #br 自己決定と自己責任は、個人に自由を&ruby(もたら){齎};すように思われる。 しかし、社会が生み出した貧しさや生き辛さも個人の責任に帰されてしまう。 社会学者のベックは、 「ポスト伝統の状況では、我々は、どのように生き、どのように振舞うのかを自分で決める以外に選択の余地がない。」 と述べている。 #br 社会の %%%F.&color(White,White){自由度};%%%が高ければ、%%%G.&color(White,White){個人を守る};%%% 機能は弱くなる。 [[社会学]]を学ぶことで、社会の仕組みを知り、己の生き方を考えていける。 #endregion //#style(style=color:rgba(0,0,0,0);){{//ここに入力した文字は透明になります。ドラッグで選択すると見えます。//}} //#style(style=color:transparent; -webkit-text-stroke:1px #333; font-weight:bold; font-size:18px;){{//中身が透明な袋文字テキスト//}} ***第二講目の内容 [#kouki2] 権力論を学ぶことで、自分自身の振る舞いを自分で自覚したり、周囲の人々の時に権力的な振る舞いを理解したり出来る。 #hr #region(権力論) ''権力論'' 権力とは、一般的には「他人をおさえつけ支配する力。支配者が被支配者に加える強制力」(『広辞苑』)と理解されている。 [[社会学]]ではさらに多様な種類の権力について考える。 >''ヴェーバーの権力論'' マックス・ヴェーバー(1864年-1920年)は、 「権力」を社会的関係の内部で「抵抗を排してまで自己の意志を貫徹」しようとする全ての可能性とした。 その上で、ヴェーバーは、権力を振るう側・支配する側のあり方だけではなく、 服従する側の「服従意欲」に着目した。 人々が正当なものとして受け入れる支配は何であろうか。 支配の正当性(根拠)としてヴェーバーは3つの類型を提示した。 |>|CENTER:支配の3類型|h |%%%A.&color(White,White){合法的支配}; %%%|個人による支配ではなく、法や規則への服従| |%%%B.&color(White,White){伝統的支配}; %%%|伝統とされる支配| |%%%C.&color(White,White){カリスマ的支配}; %%%|傑出した個人(カリスマ)による支配、予言者や軍事的英雄などへの服従| 人々が自らの意志で特定の他者に自発的に服従するカリスマ的支配をヴェーバーは支配の原型と考えた。 「我々は進んで他者に服従してしまう傾向性を持っていること」を心しなくてはならない。 #br >''フーコーの権力論'' フランスの哲学者、ミッシェル・フーコー(1926年-1984年)は同性愛者で若い頃は随分と悩んだそう。 フーコーは『監獄の誕生』という本で、 「1757年 国王殺害者であるダミヤンの処刑」とその約75年後に行われた「1830年代パリ少年感化院でなされる刑」を比べている。 そして、約75年という短い期間で、刑罰のあり方、すなわち権力のあり方に非常に大きな変化が生じていると指摘した。 ⇨処罰は、派手な身体刑から地味な監視に移った。 #br 君主に反発する者、その権利を侵害する者への厳しい処罰自体が、 君主の力を見せつけ、その支配を民衆の末端にまで浸透させるための一つの道具だった。 //野蛮で非人間的な刑罰は時代とともに消失し、合理的かつ人権に配慮した刑罰へと変化した、という #br フーコーは、刑罰の 変化を「君主権的権力」から「規律権力」へという権力のメカニズムの変容として捉えた。 フーコーは「身体刑とは一つの技術である。だから法律を度外視した極度の激情と混同してはならない」と述べている。 #br 身体刑から監獄での生活への刑罰の変容は、「身体」ではなく、「魂」が処罰されるようになったということを意味する。 何をしたかという「行為」ではなく、その行為を行なった「魂」が問題にされるということである。 魂には、異常性やある種の精神疾患、生活態度や考えなどが含まれる。 #br %%%D.&color(White,White){規律・訓練}; %%%とはフーコーの用語で、自分自身を監視し律する種類の権力を指す。 訓練され、服従させられる「従順な」身体を造り出す権力である。 17世紀および18 世紀に支配のあり方となり、人々の間にも徐々に受け入れられるようになった。 #br 我々は既に規律・訓練型の権力にあまりにも慣らされている。 学校では授業中はある程度ノートをとったりして勉強し、職場ではよき労働者として働かされている。 %%%E.&color(White,White){パノプティコン}; %%%とは18世紀末に哲学者のベンサムが理想的な刑務所として設計した建築物である。 ここで言う理想的とは、コストをかけることなく、囚人をしっかり管理できること。 それを突き詰めた先に自己管理がある。 相手が自分で自分をしっかり管理してくれれば、コストは限りなくゼロになる。 #br パノプティコンは、中央に監視塔があり、その周囲を独房が取り囲む形の構造になっている。 そして、監視塔からは全ての独房の内部が見渡せるが、独房からは監視塔の内部が見えない。 するとどうなるか。 たとえ、監視塔に監視者が不在だったとしても囚人には判らず、囚人は常に監視されていると想定して自分で自分の行動を律するようになる。 なお、pan は「全てを」、opticon は「みる」 という意味。全てを見渡せる一望監視システムである。 #br フーコーはパノプティコンが規律訓練型権力の構造を体現していると考えた。 |>|CENTER:律訓練型の権力体制で行われる5つの操作|h |%%%F.&color(White,White){比較・区分}; %%%|規律訓練型権力は、人々の個別的な行動・成績・行状を比べて分ける。| |%%%G.&color(White,White){差異化}; %%%|個々人を相互の比較において、全般的な規則との関連において差異化する。| |%%%H.&color(White,White){階層秩序化}; %%%|個々人の能力・水準・性質を量として測定し価値として階層秩序化する。| |%%%I.&color(White,White){同質化}; %%%|規格に適合するよう束縛して同じくする。| |%%%J.&color(White,White){排除}; %%%|外的な境界を定め、規格外のものを取り除く。| 学校という場所で、正に行われていることである。 (人の目が気になる人が多いのは現代社会の所為?) #br フーコーによる規律訓練型権力の強調は、個人を権力に抵抗できない受動的な存在として描き過ぎているという批判もある。 批判を受けて、フーコーは自己のテクノロジーの研究へと向かった。 自己のテクノロジーとは、個々人が、自分自身によって、自らの身体、自らの魂、自らの思考、自らの行動に いくつかの操作を加えながら、自らの内に変容をもたらし、完成や幸福や純粋さや超自然的な力などの ある一定の段階に達することを可能にする、そうした技術のこと。 #endregion ***第三講目の内容 [#kouki3] #region(権力論) ''権力論'' %%%K.&color(White,White){規律・訓練型権力}; %%%は、人々の内面に規範・規律を植えつけるような権力を指す。 %%%I.&color(White,White){環境管理型権力}; %%%は、人々の行動を物理的に制限するような権力を指す。 #br スティグマとは、他者や社会が特定の個人へ捺される%%%.&color(White,White){負の烙印}; %%%である。 他者や社会によって何がスティグマなのかは変わる。時には意味合いが逆転することも。 #br スケープゴートとは、不満や憎悪を他に逃がす為の%%%.&color(White,White){身代わりの犠牲}; %%%のこと。 集団の結束及び安定に寄与する。 #br ⇒何が差別の対象になるかは関係性の中で決まる。 #endregion ***第四講目の内容 [#kouki4] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第五講目の内容 [#kouki5] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第六講目の内容 [#kouki6] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第七講目の内容 [#kouki7] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第八講目の内容 [#kouki8] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第九講目の内容 [#kouki9] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第十講目の内容 [#kouki10] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第十一講目の内容 [#kouki11] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第十二講目の内容 [#kouki12] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第十三講目の内容 [#kouki13] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第十四講目の内容 [#kouki14] //%%%.&color(White,White){ }; %%% ***第十五講目の内容 [#kouki15] //%%%.&color(White,White){ }; %%% }}} *コメント [#comment] #pcomment(,reply,20,)